ステンレス溶接はどんな作業を行うの?
- 2021/07/20
ステンレス溶接はステンレス部品をつなぎ合わせ、一つの機械や工具、設備などを作っていく方法です。
ステンレスは金属ですのでアーク溶接、レーザー溶接などで溶接するのが一般的です。
そしてアーク溶接の中でもTIG溶接、MIG溶接などに分かれます。
これらは金属の間に電圧を加えて溶解し、素材同士をつなぎ合わせる方法。
熱で金属が溶融されるので、溶化材を使えば簡単につなぎ合わせることができます。
工場などでよく使用されているTIG溶接は不活性ガスを使って溶接していく方法です。
つなぎ目部分が目立ちにくく、仕上がりも綺麗になるため、景観も意識して部品や機械を作りたいとお考えの方に向いています。
例えば、電化製品などではTIG溶接で部品を作ることもとても多いです。
作業としては不活性ガスの量に注意すること。
不活性ガスが少なすぎると溶接部分が欠落したり、破損してしまうことがあります。
このあたりはしっかりと職人の技術を習得して行っていく必要があります。
ただ、全てが手動で行う溶接ではなく、半自動溶接と呼ばれる機械のガス供給を受けながら溶接する方法もあります。
これだと接合部分がきれいな仕上がりになりやすいです。
また作業者の技術を多少カバーすることができます。